種をつなぐ野菜

今回はうれしいご縁があり、農薬・化学肥料不使用のお野菜を糸島から届けていただけることになりました。

さらに種は固定種・在来種にこだわり生産されている方々のお野菜や果物になります。本当に貴重で私も頂けることに感謝しかありません。

なぜジムがここまでやるのかと思われる方もいると思います。

それは身体を動かしたり、強化したりするだけでは本当の「健康」や「パフォーマンスアップ」にはつながらないからです。

筋力を発揮し、体を動かし続けるためには、酸素を活用してエネルギーを回す必要があり、そこに食べ物が必ず影響するからです。

鍛えれば良いということではないのです。

人によって体の消化能力や吸収率も違います。だからこそ、食べるものが何であるかが重要になります。

現在ではこのような考えに至っているので、ご苦労されている農家さんの一助になり会員様の健康につながれば最高です。

お野菜をまとめて購入して、それを会員様にお渡しするというスタイルで、素晴らしいお野菜に出会える機会が増えると幸いです。

私もそうでしたが、固定種・在来種とは何のこと?という方も多いと思います。

在来種長い時間をかけてその土地の風土や気候に根付きながら、何代にも渡って受け継がれてきた品種のこと。

形や大きさが不揃いだったり、生育時期がバラバラだったりと、大量生産・流通に不向きですが、味が濃く風味が豊かで、何よりも、採取した種を次世代につないでいくことができます。

普段スーパーで手にする野菜のほとんどは、F1種と呼ばれる人工的に開発された雑種。形や大きさが揃った作物を生産できる上、収穫時期もコントロールされていると言います。

形大きさが揃っていたり、収穫時期が株ごとに同じとなるなど現代の野菜の流通形態に適するように、人間の手によって繰り返し改良されているためです。大量生産にうってつけの種です。

F1種は「一代交配種」とも呼ばれ、優れた形や質は一代限りで終わってしまうため、農家さんは毎年新しい種を買わなければならないようです。

安定生産・供給に適したF1種が主流となり、日本に限らず現在世界中で流通しているほとんどの野菜はF1種だそうです。

かつては自家採種することで地域に根ざした野菜を受け継いできた農家さんも、現在は限りなく減少しているとのこと。

自家採取するまでの流れは下記のようです。

・種をまく

・間引きする

・育てる

・翌年に残すものを選ぶ

・その野菜を別の場所に植える

・花が咲く

・花が種になる

・株を刈り取り乾燥させる

・種をあやす

・保存する

・種をまく

一つの野菜でこれだけの作業があり、農家さんの苦労がほんの少しですがみえてきます。

これに農薬、化学肥料不使用となると虫や雑草にも気を使わないといけないと思いますので、頭が下がります。

発芽率もバラバラで、どれだけ収穫できるかわからず、気候や天候によっても変わると思うと感謝の心で食べることがどれだけ大事かがわかります。

最近は、野菜と調味料が良いものであれば、シンプルが一番美味しいと思います。

在来種の野菜は見慣れない野菜も多いようで、料理するのが難しいだろうと思われがちですが実は簡単だといいます。

なぜなら野菜自身の美味しさが詰まっているから。

味が濃く、複雑な味わいは蒸す・焼くだけで味わい深く、自然塩をつけるだけで本当に美味しいです。

出会いとご縁に感謝です。

関連記事

PAGE TOP