有害物質の吸収と解毒(デトックス)

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目次

・自然と不自然

・体のどこから入ってくるのか

・解毒[デトックス]方法

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【自然と不自然】

自然とは、山・川・海など人の手が加わったものではなく存在して、そこに生きる全ての物とあります。不自然はその反対で人が作り出したり、手を加えることで偽りが生じます。

体は自然なものを受け入れます。呼吸により酸素を、水や食物を口にして栄養を血液で全身に行き渡らせています。その際に必要なものだけではなく、同時に体に不必要(不自然)なものも取り入れることになります。

【体のどこから入ってくるのか】

では、その不自然なものはどこから入ってくるでしょうか。

有害物質が入ってくる体の場所は3つあります。

①口から入る

食べることによって一緒に入ってきます。普段口にしている食べ物や飲み物には、価格や保存などの影響により、自然界には存在しない人工的に作られたものが入っていることが多いです。

保存や味を作る食品添加物、野菜や果物などには残留農薬、肉や豚、鳥などの成長ホルモン剤、魚、飲料水なども重金属などの物質が含まれています。

それに、何か不調が起こった時の対処法で処方箋や市販薬をすぐに使ってしまう方は注意が必要です。薬も化学物質であり、石油から精製されて作られているものも多くあります。

②呼吸をして鼻から入る

酸素を吸うために呼吸をしていますが、鼻だけではなく口が開いていると口からも入ってきます。

空気中に混ざっている有害物質は、工場や自動車、ゴミ焼却から排出される汚染物質、黄砂やPM2.5、農薬散布、殺虫剤、芳香剤、放射性物質などがあります。臭いがするということは何かしら吸い込んで、体内に入ってきます。

③皮膚から入る

皮膚からが一番わかりづらいかと思いますが、塗り薬や貼り薬があることからも皮膚からも取り込んでしまいます。皮膚は水分や油分などを調整して、ウイルスや細菌からも守っているバリア機能があります。それでも少なからずは吸収されているのだと思います。

それは化粧品、日焼け止め、デオドラント、お風呂やシャワー、虫除けや香りなどもあります。

特に、化粧品や洗剤、シャンプーや入浴剤、生理用品、歯磨き剤などの界面活性剤には、皮膚バリアを弱くするため、皮膚から吸収されやすくなると言われています。

このように、生活をしているだけで様々なものが体内に入ってくることになります。

入ってくるのだから、仕方ないと思う方もいるかもしれません。

体にとって有害なものが少しずつ体内に溜まっていくことで、アレルギーや不調の原因になり、病気を引き起こすことが指摘されています。

健康のために大事になるのは、これらの有害物質をできるだけ体に入れないこと、そして体内から排出(デトックス)することだと思います。

肉類(大きな魚類も同様)、乳製品を多く食べる方は、1週間の内に半分は玄米や分つき米、漬物、梅干し、野菜や海藻など昔ながらの和食を心がけてみましょう。

玄米のぬかや胚芽には排泄を促す作用がとても多く含まれていて、体内の毒素も一緒に出してくれます。

化粧品やシャンプー、洗顔、歯磨き剤などできるだけ石鹸や自然のものを活用してみるのも良いと思います。

それに加えて、電磁波の影響もあります。

家電製品、スマホ、PC、IHなど電化製品に囲まれて生活しています。

電磁波の影響で、原因のわからない不調を起こすことがあります。

また改めてご紹介したいと思います。これから5Gが広まってきますが、4Gよりも電波の強い環境にさらされる可能性があります。

健康のためには体内の電子を整えていくこと(アーシング)も必要になります。

【解毒(デトックス)方法】

1つ目に食べ物や飲み物から入ってきた有害物質は肝臓と腎臓が頑張ってくれて解毒(デトックス)してくれます。

肉食が中心の生活だと、欧米人に比べ、日本人の方が腸が長いようで、それだけ腸内に長く残ることになります。体は酸化され、腐敗を起こし腸内で毒素が発生します。

その毒素が血液を汚してしまい、汚れた血液が全身へ運ばれることになります。

肉のタンパク質や脂肪は分解できないものもあり、結果的に肝臓や腎臓を疲れさせる原因にもなります。

腸内をきれいに保つために、排便がスムーズで便秘にならないことがとても重要です。

腸内細菌を良い状態に改善することが必要です。

2つ目に呼吸により鼻から入ってきた有害物質は、食べ物のように肝臓の作用を受けることがないため、肺にとどまって肺機能に影響が出たり、酸素と一緒に血液に流れ込み、全身のいたるところで悪影響を及ぼします。

吸って咳をしたり、くしゃみ、鼻水など出す作用があります。

呼気からも排出されます。

3つ目に皮膚から入ってきた有害物質も肝臓の作用を受けることがないため、血液やリンパに流れ込んだりして排出されにくいようです。

肌にはバリア機能があるので、油分で不必要なものをはじいたりしているので、全てが吸収されるわけではありません。それでも少量は吸収されてしまうということです。

有害物質は化学物質で排出されなかったものは、脂肪に多く蓄積されると言われています。

血液に乗って脳の機能まで影響を受けることも驚きで、脳の病気に関わってきます。

加齢と共に脂肪量が増えている場合は、毒素も体内に蓄積されているかもしれません。

肉食中心の食事を見直し、穀類や野菜や海藻などを中心とした生活に変えていき、体を動かし代謝させて脂肪を使うことも必要です。

1日3食の方は、1日2食から1食などのファスティング(断食)も脂肪を使う良い方法です。

消化機能を休めることができ、肝臓や腎臓の負担も減らせるので定期的に行うのが良いと思います。

ファスティングは体の大掃除とも言われていますが、食べないでいると体内の老廃物を排出する働きが活発になります。食べてないのに、便が出るということが起こります。不思議な感覚です。

また汗を出すことも重要です。

特に、呼吸や皮膚から入り込んだ有害物質は皮脂腺の油分と一緒に蓄積されているので、じっとりとかく汗を出すことです。

汗腺からは動いてすぐ出るサラッとした汗ですが、皮脂腺からじとっとした汗です。

ゆっくり体温が上がってじんわりと汗をかいていくような、加温が良いです。

実際に皮脂腺からの汗の中に、重金属などの有害物質が含まれていることが確認されています。

当ジムにもある低温サウナ(炭素遠赤外線共鳴のドームサウナ)やよもぎ蒸し、砂浴や岩盤浴などがあります。運動の場合は30分以上で汗が出てくると皮脂腺からの汗が出るようです。

ただ、激しい運動などは活性酸素の問題が出てきますので、できるだけ疲労しないように汗をかく方が良いと思います。

人は入れることよりも、出すことが大事だと言われます。

食べるものを選び、使うものを選び、極力有害なものを入れないこと。

そして、体内から排出することです。

日常の生活に少しずつ、変化をつけていくことで体は答えてくれます。

そして自然治癒力も高まり、ウイルスや病気にもかかりにくい体になると思います。

体は食べたものでできています。自らの行動で良くも悪くもなります。

健康を気にしているけど、どうしたら良いか迷ってしまうという方は

ぜひ、一歩踏み出してみましょう。

 

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