最近では肩こりや腰痛持ちの方が多くいらっしゃいます。
痛いから、動かさない方がいいと思って…
そう言われる方が多く、動かさない方が良いと思われがちです。
動かさなかったらどうなる?
手術をしてギプス固定したり、動かさずに安静にしていたり、
体重をかけなかったりすると、腕や足からの刺激が少なく、神経への伝わり方が変化し、
慢性痛を引き起こすこともあると言われています。
動かずに同じ姿勢をとっていると、「拘縮」という筋肉が持続的に収縮している状態が起こり
関節を動かしにくいと感じることがあります。
また「筋萎縮」という筋が小さくなったり、少なくなることが起こります。
動かさなかったら、なぜか固まった感じがすると言われることがありますが、そのような症状だと思います。
動かすと痛みが緩和されるのか
病院で医師に運動しなさいと言われて、動いたら痛みがひどくなった…
動かしたら痛いから、動かさなくなった…
そう言われる方も多いです。
動かしなさいと言われたから、筋トレをガンガンやったり
筋肉をつけなさいと言われたから、頑張ったのに…
となりかねません。
痛い周辺の関節を無理に動かしてしまうと痛みがでます。
力を入れすぎて、後で筋肉に張りが出て、痛みへつながることもあります。
関節を楽な位置で動かす
関節には周辺の筋肉が緩みやすく、動かしやすいポジションがあります。
そのポジションからずれてしまうと、関節や筋肉に無理な負担がかかります。
痛めていたり、手術後の皮膚や結合組織などに硬さがあれば、なおさらです。
動かしやすいポジションで小さく、優しく動かします。
関節や筋肉には、センサーがあり無理に動かしたり、危ない動作を防止する働きがあります。
関節や筋肉に安心感を与えて、危ないという反応を起こさないことです。
そうすると、動かしているのに筋肉は緩みが出て、柔らかくなり、動きの軽さや楽さが出てきます。
筋肉のバランスを整える
身体のバランスが崩れると、硬くなる筋肉と弱くなる筋肉が出てきます。
硬くなる筋肉には緩みを出し、弱くなる筋肉にはトレーニングで刺激を与えて強化していきます。
日常生活でのクセが身体バランスを崩す原因でもあり、
崩れている姿勢が楽だと感じる姿勢になっているかもしれません。
筋バランスを整えることで、自然で楽な姿勢を保持できるようになり、崩れている姿勢に違和感が出てきます。
無駄な力みが入ることも少なくなり、筋肉の緊張が続くことで張りを感じることもなくなります。
そして自然で良い姿勢を保つために、筋肉を強化していくことです。
それが痛みを解消し、予防していくことにつながります。