季節に合った食べ物をいただく 春

~春~ 身体の中からキレイに健康に

 

春はさまざまな生き物が活動を始める時期と言われています。

暖かくなると新陳代謝も活発になり、体は冬に溜め込んだ老廃物を体外に出す働きが高まります。

本来、立春は2月になり寒い時期ですが体は少しずつ春のために準備をしていくのだと思います。

日本は季節ごとに旬な食べ物があり、山や海の幸が数多くあります。自然の恵みに生かされているので感謝しかないと改めて感じます。

一汁一菜で著名な若杉友子さんは言います。

「大事なのは、自然界のサイクルにからだのリズムを合わせていくこと。

 だから、旬のものを食べる。これはもう自然界の摂理なの。」

【旬な食べ物】

〈野菜〉

アスパラガス、うど、キャベツ、さやいんげん、さやえんどう、じゃがいも、たけのこ、玉ねぎ、ちしゃ、にら、ニンニク、ふき、みつば、春菊

〈野草〉

アザミ、アサツキ、オオバコ、カンゾウ、コゴミ、タンポポ、ツクシ、フキノトウ、ノビル、ハハコグサ、ユキノシタ、ミツバ、ヨモギ

〈魚介類〉

白魚、とび魚、ニシン、メバル、あさり、サザエ、はまぐり、ヒラメ、アナゴ

〈果物〉

いちご、さくらんぼ、夏みかん

 

特に野草は独特の苦味があり、代謝を促してくれます。

子供の頃は春になると、つくし、ぜんまい、わらび、よもぎもちなど祖父母の家で食べていたのを思い出します。

先人の知恵が詰まった食べ方や付け合わせなど大事にしたいと改めて感じます。

 

戦後から始まった欧米食ではなく、日本人の体に合った和食に戻していくことが大事なのではと思います。

和食に戻していくことで、体重が気になる方は自然と下がってくると思います。

過去の記事→「やっぱり和食」

【調味料や材料も自然なものを】

 

日本の調味料には味噌、醤油、酒、みりん、酢などお米や大豆を原料とする醸造食品が多いです。

手間ひまと時間をかけて発酵され、旨味と体に良い成分が多く発生します。

それにより、腸内環境が正常に保たれます。

スーパーではこの大事な調味料に防腐剤や殺菌剤などを添加したものが多くあります。

時間をかけずに、人工的に早く発酵させているものもあります。

せっかくの良い調味料が、添加物が入ることで逆に腸内環境を崩すことになりますので、値段は少し高くなりますが、

調味料は天然醸造のものを選ばれることが、体にはとても重要だと思います。

 

【塩】

調味料にも入っている塩がとても大事で、精製された食塩[塩化ナトリウム]ではそのほかのさまざまなミネラルが取れません。

 

海の良いミネラル[マグネシウム、カリウム、カルシウム、ナトリウム]を上手に活用するために自然塩もぜひ使ってください。

赤ちゃんがお母さんのお腹の中にいる時の羊水は海水とほぼ同じミネラルバランスだと言われているほどです。

普段の食事に調味料が変わるだけで、体調が良くなる方もいます。

旬の食材と合わせて、調理すると本当にシンプルですが美味しいです。

調味料が良いと、シンプルになり素材の味も楽しめます。

人も含めて自然界には陰陽があります。過去の記事→「マクロビオティックの考え方」

食べ物の陰陽をお客様にもお伝えできるように、勉強して深めたいと思います。

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