背骨を意識できる方は少ないと思いますが
S字にカーブをしています。
人は右足、左足の2本の脚を骨盤で支えて、骨盤からつながる背骨は
頭を支えています。
この背骨が硬くなっていて、本来の動きを出せていない。
会員さまの中にも、このような状態の方は多くいらっしゃいます。
背骨は小さな骨が集まってS字カーブを形作っていますので
一つ一つの動きが柔らかくなると良いのですが
生活の中で、いつの間にか硬くなってしまい、丸めようとしても
背中が丸まらない、腰を反らせようとしても、腰が反らない
骨盤を動かせないということが起こってしまいます。
そして、背骨が硬いと肋骨まで硬くなっていることが多くあります。
体を捻ろうと思っても、うまく捻じれない。
体を横に倒そうとしても、上体が倒れないということが起こります。
そして肋骨の下には、肺があります。
呼吸をするために、肋骨が柔らかくないと、十分な酸素を取り込むことができなくなります。
酸素は体を動かすためには、必要なものなので
十分に酸素を取り入れていないということは、うまく体を動かせない。
呼吸が浅くなり、疲れやすいなどの症状もでてきます。
筋力トレーニングとして、ダンベルやバーベルなど重りを使うことが
トレーニングだと思われている方が多いと思います。
その前に体を楽に自由に動かせることはとても重要なことなので
柔らかな動きをとことん、追い求めていきたいと思います。