運動や身体をケアする際に、筋肉ばかりに焦点をあてやすいですが
皮膚があることを忘れてはいけないと思います。
皮膚は身体全体を覆っていて、体重の約16%を占めていると言われています。
薄い皮膚ですが、その役割はとても多いのでビックリです!
1つ目は保護してくれる
外からの様々な刺激から守る働きがあり、硬い細胞が何層も重なっています。
そして皮下脂肪が衝撃を吸収してくれます。
太陽の紫外線を皮膚の奥に通さないような構造になっています。
2つ目は感覚を伝えてくれる
触ったり、触れたりした物の感覚や痛み、温度など皮膚からの情報を
脳に伝達して身体がさまざまな判断をしています。
私たちの仕事では、手の感覚はとても重要だと思っていて
お客様の身体の状態を把握する上で、この繊細な感覚を磨くことが
必要だと考えています。
3つ目は水分を守ってくれる
角質層では水分を保ってくれる働きがあり、皮膚表面でも水分の蒸発を
抑えてくれる機能があります。
4つ目は体温を調節してくれる
気温が高いと毛細血管が広がって、汗をかくように促したり
汗が蒸発するときの気化熱を放出し体温を下げてくれます。
気温が低いと反対に収縮して体温が逃げないように防いだり
汗をかくことで老廃物を出したりする機能もあります。
運動する際には、関節の動きに合わせて皮膚が移動することでスムーズに
動けるようになります。
なので関節が硬い、筋肉が硬い、動きがスムーズでない場合は
関節の硬さや筋肉の硬さもありますが、皮膚の硬さも影響しているので
とても重要だと思います。