食べ過ぎた時の食事調整

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目次

・1日何食なのか

・何を食べないか

・食べ過ぎた時の調整

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何かと食べる機会が多くなる年末年始、体重が増えるだけではなく消化吸収の働きに必要な胃や腸にも負担をかけています。連休が終わり日常に戻ったところで、食事調整をしながら体重や体調を戻してみてはいかがでしょうか。

今回は私も行っている調整方法などもお伝えしたいと思います。

【1日何食なのか】

私たちは生まれた時から朝、昼、夕の1日3食が当たり前に育ってきました。

それが江戸時代初期(1600-1680)頃までは朝、夕の1日2食だったようです。

江戸中期(1688-1704)頃から夜にも活動するようになり、1日3食が定着していったと言われています。それでも庶民の食事は粗食で三食とも「一汁一菜」、ご飯(玄米)・汁(味噌汁)・漬物の三点が基本。漬物には沢庵、梅干し、ぬか味噌漬け、茄子漬け、らっきょうなどがあり、今でも食べられているものです。

ご飯は玄米と雑穀が主で、上階級の人しか食べられなかった白米が、江戸後期には庶民まで食べるようになりました。

白米ばかり常食(うまいけど、栄養分を落としている)していると「脚気」という病が多くなりました。ビタミンB1不足による末梢神経が冒されて、足がしびれたり、むくみが出る症状です。

玄米食に戻すと脚気は治ったと言われています。

現代人は何でも食べることができ、他の食べ物からビタミンB1を十分取り入れているので昔のような病気はないと言われています。

 

玄米にはぬかと胚芽が含まれていて、ミネラルやビタミン、酵素、食物繊維などの有効成分が豊富に含まれていますので、最高の主食です。

江戸後期の食事では、ご飯・汁・漬物から少しずつ二菜になり、たまに海藻や魚介類を食べるようになりました。

この頃は身分の高い人以外のほとんどは農耕民族で、体を一日中動かしていたことでしょう。

それに比べ、現代では移動も楽になり、デスクワークなどで、動かなくても仕事ができることが多くなりました。

農作業や体を使うお仕事をされる方はまだ良いと思いますが、そうではない方々は1日に3回食べる必要はないと思います。

【何を食べないか】

戦後を境に今では欧米食が日常でも多く食べられています。

日本人と欧米人では体格の大きさや腸の長さも違い、日本人の腸は約9m、欧米人は約6mと言われていて、昔から肉類を食べていた欧米人の方が早く排泄できることになります。

日本人は腸が長いために肉類を排泄するまでの時間が長くなり、残っているものは腸内で腐敗していきます。「腐る」という字に肉が含まれていることもうなずけます。

腸内で毒素をためやすく、腸内細菌に悪影響をあたえて血液が汚れていきます。

それが病気をつくる原因になっていきます。

乳製品も戦後から一般的に飲み始めたもので、江戸時代の日本には、ほとんどありませんでした。私もそうでしたが、子供の頃に牛乳を飲むとお腹を壊していました。

「乳糖不耐症」という乳糖を消化吸収できずに、下痢などを起こしてまうものです。

日本人のおよそ80%もいるというのは(軽い症状の方も含める)ビックリです。それだけ乳糖を分解する酵素(ラクターゼ)の活性が弱い人種だと言われています。

乳製品(牛乳、チーズ、ヨーグルト)は様々な食品にも含まれていますので、そう考えると何かしらで食べていることが多いのではないでしょうか。

食文化を考えると、肉類、乳製品、砂糖類、精製された白い炭水化物(白米、小麦)などは気をつけるべき食品だと思います。

食事調整をするこの機会に「和食」をもう一度見直してみてはいかがでしょうか。

「一汁一菜」を取り入れてみることが一番ですが、そこまでできないという方は「和食」中心の食事に戻していくと自然と体重や体調も良くなると思います。

「ま・ご・わ・や・さ・し・い」という言葉がありますが、気をつけてみるだけでも改めて良いものです。

ま:まめ 豆製品…大豆・小豆・味噌・豆腐など

ご:ごま ごまなどの種実類…ごま、ナッツなど

わ:わかめ 海藻類…わかめ、ひじき、海苔など

や:やさい 野菜類…葉野菜、根菜などできれば赤・緑・白の野菜

さ:さかな 魚類…切り身の他、小魚や貝類など丸ごと食べられるものなど

し:しいたけ きのこ類…しいたけ、えのきたけなど

い:いも イモ類…ジャガイモ、サトイモ、かぼちゃなど

 

写真や話題にするために見映えの良いものや、きれいに加工されたものなどは昔にはありませんでした。シンプルに食材本来の味を楽しんでいたと思います。

豪華な食事をしたり、白い炭水化物ばかり、脂っこいものやお酒の飲み過ぎなどが続いたときは「和食」に戻してみましょう。

【食べすぎた時の調整】

私が食べ過ぎた時や、夜食べる時間が遅くなった時、外食した時などの際に行なっている調整方法の一部をご紹介します。

●1日に1食もしくは2食を飲み物や軽いものにする(内臓を休ませる)

●夜8時以降は食べない(空腹時間を長くする)

●野菜類、海藻類を多く食べる

●脂っこいものはさける

●肉類は魚介類(特に小魚類)にする

●お粥などの胃にやさしいものにする

●玄米や胚芽粉、梅干しを食べる

●飲み物にはにがりを多くする

●梅番茶、梅肉エキス、葉緑素、酵素を飲む

などです。

日常的に気をつけているので、たまに食事が崩れてもいつもの食事に戻す感覚にしています。

それに発酵食品は必要ですので、味噌や醤油、納豆、麹、沢庵や糠漬けなどはよく食べるようにしていたり、乳製品は基本的にとらないようにしています。

調味料や漬物、梅干しは昔ながらの作り方のものを選び、自然塩、長期熟成、無添加でないと体に良いとは言えないのが現状です。

食べすぎると胃や腸が必要以上に頑張らないといけないですし、活性酸素も多く発生します。

それに加えて加工食品の添加物や油が加わると肝臓や腎臓にまでストレスをかけることになります。

内臓は何も言ってくれないので、自分の内臓をいたわるしかないと思います。

自分の内臓に優しくしてみてください。

頭の欲だけで食べるのではなく、内臓に相談しながら食事を楽しむ

日本文化の素晴らしさを再確認できると思います。

私も含め「和食」を楽しむ仲間が増えてくれることを願っています。

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