身体と向き合う考え方

よく話になることですが「ジム」でやるのと、「自宅」でやるのは何かが違う。

利き方が違うと。

それは自分の身体に意識が向いているのかどうかの違いがあります。

身体に変化を感じることができると、どんどん脳や細胞が活性化してきます。

自分の身体に声かけして、どんどん良い方向へ導いていきましょう。

【身体に意識を向ける】

ぜひ、試してみてください♪

床に仰向けに寝て身体の緊張具合をどれだけ感じ取れるでしょうか。

頭、首、肩、腕、手、背中、腰、お尻、脚、膝、ふくらはぎ、足まで点検するようにゆっくり順番に意識を向けてみてください。

真っ直ぐ上を見ていますか(目線)

左右の肩はついていますか、違いはありますか

指はどうなっていますか

背中や腰はついていますか

お尻はどうですか

膝はついていますか

足の指はどうですか

一つ一つ身体の部分に意識を向けていくと、自分の身体がどれだけ緊張しているのかを感じ取れるようになります。

そうしている間に、先ほどよりも床についている部分が多くなっていることに気づくこともあります。

もう身体は緩みはじめています。

より緩みを感じるには、氷が溶けて水になるような光景を頭の中でイメージします。

自分の体が水になるような。

背中や腰など先ほどより床についているのを感じられる方もいると思います。

あまり感じ取れないという方もいるかもしれません。

身体の変化を感じ取れないという方は、意識を身体にむける練習が必要になります。

何度か繰り返していくことで、少しずつ感じ取れるようになってきます。

 

スイッチを入れると電気がつくような反応(神経と筋肉の反応)が身体に生まれます。

さらに呼吸に意識を向けていくことで、より身体の緩みを感じとることができます。

【呼吸に意識を向ける】

私たちは1日に2万回以上呼吸をしています。

呼吸の仕方が良くなると、私たちの体に多くのメリットをもたらしてくれます。

1日2万回、1週間に14万回以上になりますので、ちょっと良くなるだけで、体に影響することがわかると思います。

呼吸は鼻から吸うことで、鼻毛で濾過されて塵や汚染物質を体内に入れないようにしてくれます。

適度な湿りも生まれ、乾燥を防いでくれます。

口から吸ってしまうとその効果は得られないので、口は物を食べるためにあります。

吸うと肺胞まで空気が行き渡り、肋骨の周りにあるたくさんの筋肉が動き、肋骨を広げて横隔膜が動きます。

横隔膜が動くことで、内臓が大きく上下して動きます。(内臓のマッサージ)

肺胞にはとても多くの毛細血管があり、そこで酸素を取り入れ二酸化炭素を放出します。

取り入れた酸素は血液に流れて全身の細胞へと運ばれて、体を動かすエネルギーになります。

吸った酸素で身体は動いていると思うと、呼吸はとても重要だと改めて感じます。

呼吸が浅く、酸素が十分に取り込めていない、細胞まで届いていない状態だと身体に悪影響がでてきます。さまざまな影響でいつの間にか酸素を取り込めない体になっているかもしれません。

呼吸をしてすぐに肩が上がる方は呼吸を胸でしている可能性があり、浅くなっています。

1分間に15回以上の呼吸をしている場合は、体に何らかのストレスを感じている可能性がありますので、普段の呼吸をチェックする一つの目安にしてみてください。

不安やストレス、疲労など心と身体は繋がっているので、呼吸に影響が出てきます。

反対に呼吸が良くなると自律神経も整うようになり、健康的な体へと導いてくれます。

呼吸をすることで全身の細胞へ酸素を送り届けているというイメージを持つと、それだけでも身体はリラックスして緊張がほぐれ、血液が全身へ流れ酸素を取り込むことができます。

【体を使うイメージ】

頭の中で良いことを思い浮かべるイメージは、呼吸だけに限らず身体について全てにつながります。

それは脳が何を考えているのか、何を思い描いているのかが重要になります。

昔は〇〇だった、昔から〇〇だ、自分は〇〇だという過去の悪い経験や癖を思い描いていると、今行っていることに意識がいかず、動きを変えたいのになかなか変わらないということが起こります。

これはよくあることです。

運動に限らず、何か新しいことを学ぶ機会があれば、乾いたスポンジが水を吸うように得るものをどんどん吸収する脳が必要だと言われています。

そこに過去のことは必要ない、過去のことが邪魔になります。

 

脳、神経、筋肉の関係がうまくいかなくなります。

過去の悪い「くせ」を修正するのに時間がかかるのはこのためです。

脳が覚えていることを一度リセットして、新しい情報を自分のものにしていく作業(練習)が必要になります。

自分の身体に注意を向けて、今自分の体がどうなっているのか、この動きでどうなるのかを感じ取ることです。

柔らかくなるのか、楽になるのか、軽くなるのか、筋肉が膨らむのか、血流がよくなるのか、硬くなるのか、筋肉が張るのかなどさまざまな情報を感じ取れるようになると体の変化を感じやすくなります。

「小さな気づきの連続」で「大きな変化が生まれる」ということです。

【先をイメージ】

マラソンでゴールを目指して走るように、自分がどうなるのか(ゴール)のイメージを持って体を動かすと脳はそのように導いてくれます。

ゴールまでのスピードは人それぞれ、早くゴールする方もいれば、ゆっくりゴールする方もいます。自分のペースで焦ることなく行うことです。

脳のイメージを自分の身体に落とし込み、実際に動けるように練習していく。

小さな変化でも感じ取れると、より身体は反応してくれるようになります。

この繰り返しでいつの間にか大きな変化になります。

自分はダメだとか、できないとか心の中で自分に声かけをしないように。

やれるようになる前に、あきらめてしまうことがないように。

遅かれ早かれ必ずできるようになると思いながらやることが一番です。

できる!やれる!と自分を信じて行うと、良い方向に導いてくれると思います。

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