女性の方とお話をするなかで、やはり多いのが「むくみ」についてです。
長時間イスに座っていたり、寝たままの姿勢をとり続けたりすると、リンパの流れが悪くなります。
リンパの流れが悪くなると、体の中の老廃物などがスムーズに回収されないまま、皮膚下の組織の間にたまってしまいます。
これが「むくみ」といわれています。
リンパも重力の影響を受けるので、立っているだけでも心臓の位置よりも低い
下半身にある静脈の血液は足にたまりやすく、同時にリンパも上体に
戻りにくくなります。
「むくむ」ときこそ、水を飲む。
体内の水分量が足りていないと、老廃物を水分と一緒に押し出せず、
体内に水分をためておこうとするので、汗や尿などの老廃物を含む
水分までためておこうとしてしまいます。
どんな水がよいのかというと、カルシウムやサルフェートを豊富に含む
中硬水が血流をよくする水だということで、1日に1.5Lから3Lまでを
体調に合わせて小まめに飲むことが良いということです。
筋肉を動かす。
そして、予防としても大事な筋肉のポンプ作用を使って、たまらないようにすることです。
座っていたり、寝ていたりで動きがない場合は、かかとを上げたりさげたりして、ふくらはぎの筋肉を使うことです。
むくみは医学的には「浮腫」と言われていて、深刻な病気となる場合もあるので、
軽視せずに、常に自分の体に気をかけることが必要になります。