足を見直す

みなさんは足の指(足趾)を自由に動かすことができるでしょうか?

私も足を見直すようになり、足の大事さを再確認しました。

前回のオリンピックで手や腕にハンデのあるパラリンピック競泳の選手が足の指を使って、器用にゴーグルを頭につけている姿を見たときにハッとしました。

足の指(足趾)も手の指と同じように動かせるのが本来なのだと。

現代は靴を履いて移動することがほとんどだと思います。そのため足趾を使うことが少なくなりいつの間にか、機能が低下している可能性があります。靴で足が締め付けられて指同士がくっつき、細くなっている方もおられます。

昔の日本人は草履や下駄を履いての移動なので、足趾を使うのは自然なことだったと思います。

足の骨は全部で26個(片足)あります。左右合わせると52個になります。

細かな足の骨で体重を支えています。骨の周りに靭帯や腱、筋肉、筋膜や軟部組織などがあり皮膚で覆われています。

 

足のバランスが崩れる→足首・すねのバランスが崩れる→膝関節のバランスが崩れる→股関節のバランスが崩れる→体幹・脊椎[背骨]のバランスが崩れる→頭部のバランスが崩れることになり全身に影響が出ます。

【足のバランスが崩れる原因】

足の骨を支えているのは、靭帯や腱、筋肉です。

体重の乗せ方、立ち方、歩き方、座り方、日常での足の使い方による一部分の使いすぎ、偏り、使えていない筋肉があるからだと考えます。

足趾、関節を動かしていくと多くの利点があります。

・身体のバランスが整ってくる(体の負担が少なくなる)

・血流が良くなる(冷えや代謝が上がる)

・いつまでも歩ける

・身体の変化に気づきやすくなる

・3つのアーチが作られ機能が改善する(扁平足、ハイアーチ、外反母趾など)

 

【足を緩める】

①足趾を1本ずつ掴んで気持ちよく回す(左右)

②足趾の間に手の指をはめる(足趾の間を開く)

③足趾間に手の指をはめて足首を回す

④すねの骨を押さえて、足の甲を持ち内側と外側に回す

⑤すねの骨を押さえて、かかとを左右にぷらぷら揺らす

⑥テニスボールや柔らかい小さなボールで足裏をコロコロ転がす

これだけでもやる前とやった後では、立った時の足裏の感覚が変わります。

足裏全体で体重をうけている感覚になり、指にも意識がいくようになります。

 

【足趾を動かす】

・小さなボールなどを足趾でつかむ

・足趾でグーチョキパー

・足趾でタオルや布などをたぐり寄せる

・歩く際の足趾が離れる最後に握るように足趾を使って歩く

 

など日常生活でも指を動かしていくと、とても活動的で健康的になります。

またスポーツの場面でも足裏が柔らかくしなやかに動くと、ふくらはぎ、太もも後ろなど背面の

張りが少なくなり、身体全体が動かしやすくなり力発揮もしやすくなります。

身体の土台に意識を向けるきっかけになれば幸いです。

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