血液が健康を決める

血液がスムーズに流れていることは生きている証でもあり、健康のためにも重要です。

血管の長さは約9~10万kmあり、心臓から押し出された血液は約30~50秒で全身を1周します。

血液は全体重の約13分の1(体重60kgの場合約4.6L)あり、血液中の赤血球は約100〜120日、白血球は数日で寿命になり

新しいものが作られていては、入れ替わっています。

【血液の主な役割】

  1. 酸素と二酸化炭素の運搬
    赤血球が酸素を全身に届け(動脈:赤)、二酸化炭素を肺に戻す(静脈:青)酸素不足は細胞を老化させ、がんなどの病気の土台になる。
  2. 栄養の供給
    食べ物から得られた栄養素(糖質・脂質・アミノ酸・ビタミン・ミネラル)を血液が各細胞へ届ける。
  3. 免疫システムの運搬
    白血球(リンパ球や顆粒球)が血液を通じて体をパトロール。細菌やウイルスと戦う。
  4. 老廃物や毒素の回収
    血液は二酸化炭素だけでなく、代謝のカスや有害物質を肝臓・腎臓に運ぶ。
  5. 調節
    水分・体温・pH・浸透圧の調整

栄養が溶け込んだ血漿という液体の中を赤血球、血小板、白血球は一緒に全身を流れていきます。

【血流を支配している自律神経(交感神経と副交感神経)】

交感神経が優位 〈活動モード〉血管収縮、血圧上昇、血液は筋肉や脳へ集中。

副交感神経が優位 → 〈修復・消化・休養モード〉血管拡張、血流は内臓や皮膚に。

この切り替えのバランスが崩れると、血液が偏って流れ、病気の原因になると言われています。(安保氏)

ストレス、過労、睡眠不足などで交感神経が過剰に働き続けると、血管は慢性的に収縮し、血流不足に。

これが冷え性、肩こり、頭痛、高血圧、生活習慣病やがんにつながります。

逆に、副交感神経が極端に優位になりすぎても血流が停滞し、炎症や感染症を招きやすくなります。

血液は心臓より下に流れると重力に逆らって、再び心臓まで戻らないといけない。そのために助けとなるのが下半身の筋肉です。下半身の筋肉を動かすことでポンプの役目をはたしてくれます。

高齢の方や運動不足により筋力が低下すると、心臓へ戻す血液量が減少します。血圧が年齢とともに上昇するのは筋肉量と関係があり、心臓の強い力がないと全身に運べなくなるからです。

下半身の筋肉を働かせて筋肉をつけていくことは、血液を全身にしっかり届けるために重要になります。

【血液循環を整える生活習慣】

  1. 深い呼吸
    ゆっくり腹式呼吸は副交感神経を優位にし、血管を拡げて循環を改善。
  2. 体を温める
    半身浴、足湯、日光浴などで体温を上げると血管拡張が促される。
  3. 適度な運動
    軽いウォーキングやストレッチで筋肉を動かすと、血流ポンプが働き、全身の巡りが良くなる。
  4. リラックスや笑う
    笑うこと、好きなことに没頭することが副交感神経を高め、血流を自然に改善。
  5. 食事の工夫
    食べ過ぎは交感神経を刺激し血流を乱すため、日本人に合った和食を中心に腹八分目を基本に。

普段室内で座って仕事される方はエアコンの影響で夏でも手足が冷えることがあります。夏は日焼けを嫌がらず少しでも日光浴(10~30分)できると身体にとって良いことが多くあります。

それは、ビタミンDを作る(カルシウム吸収を助け、骨や歯を強くする)、体内時計の調整、自律神経のバランスを保つ(リラックス効果や血流改善)、免疫力の向上(ビタミンDの作用や血流改善による)などです。

適度と良く言われている通りで、ストレスとリラックスを適度にかけていくことが、自律神経にもよく血流にも良いことがわかります。また、血液が全ての細胞に栄養を運ぶので、血液が汚れないように普段の食べるものに気を使ってみてください。

そして、「人生楽しもう!!と改めて感じています。

参考文献:非常識の医学書[安保徹、石原結實、福田稔]

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