自律神経の乱れ

自律神経心臓、胃、腸などの臓器や血管、汗をかくことなどあらゆる器官の働きを無意識に調整している神経です。

自律神経には交感神経副交感神経があり、正反対の働きをしています。

どちらか一方が優位になると、もう一方の働きが抑えられ、両者がバランスよく働くことで健康が維持されています。

そして自律神経が内臓の働きだけではなく、免疫の要である白血球の数や働きも調整しているということがわかっています。

白血球は血液の流れに乗って全身を監視し、異物やウイルス、細菌、異種タンパク質(自分の体にはないタンパク質)を発見すると、排除して体を病気から守っています。

白血球の95%は顆粒球とリンパ球が占めています。

顆粒球→細菌など大型の異物を攻撃

リンパ球→ウイルスのように小型の異物やガン細胞を攻撃

交感神経が優位→顆粒球(増加)・リンパ球(減少)

副交感神経が優位→顆粒球(減少)・リンパ球(増加)

自律神経がバランスよく働いているとき、顆粒球(54~60%)とリンパ球(35~41%)の範囲になり免疫は高く保たれ病気にかかりにくく、かかったとしても自力で治すことができます。

自律神経が乱れ、どちらか一方に偏ってしまうと下記のような健康被害をもたらすとされています。

【交感神経が過度に緊張した場合】

①組織破壊

 交感神経が過度に働くと、顆粒球が増えてきます。増えすぎると大量の活性酸素で組織破壊が起こり、がん・胃潰瘍・十二指腸潰瘍・潰瘍性大腸炎・糖尿病などが発症します。

また顆粒球は常在菌と反応する性質があるため、粘膜についている常在菌と反応して肝炎・膵炎、急性肺炎など化膿性の炎症引き起こします。

②リンパ球が減少することで免疫低下が起こる

③排泄・分泌機能低下

 細胞の排泄、分泌能が低下してくると各種ホルモンの分泌が不足したり、便通が悪くなったりします。

④血流障害

 アドレナリンが過剰に分泌されると血管が収縮して血液が流れにくくなり、全身で血流障害が起こります。血流が悪くなると、細胞に必要な酸素や栄養素が届かず老廃物が溜まりやすくなります。

細胞の代謝も低下し、全身の働きも悪くなり、食欲不振・全身倦怠・集中力低下・イライラ・不眠・めまい・疲労感・体温低下など心身ともに不調が起こってきます。

 

【副交感神経が過度に優位になった場合】

①アレルギー疾患にかかりやすい

 リンパ球が過剰に増えると微量の異物にも反応してアレルギー疾患を生じやすくなる

②気力・活力がなくなる

 食欲が増して過食になりやすく、運動不足で肥満になりやすい。

 気力、活力が低下することで落ち込みやすく、うつ病になりやすい。

③アセチルコリンの過剰な作用により血流障害

 アセチルコリンが分泌されると血管が広がり、血流が良くなりますが血管が開きすぎると血液がよどんで流れにくくなり、

「うっ血」という形で血流障害を起こします。結果的に体温を低下させて冷えをつくり出します。

 

【爪もみ療法】

自律神経を整える方法の一つに医師である福田-安保理論の「爪もみ療法」があります。

爪の生え際は神経繊維が集まっていて感受性の高い部分です。5本の指への刺激が白血球バランスを整えます。

〈爪もみで刺激する場所〉

爪の生え際→もみもみ(反対の指で横から挟むように)

内臓や内分泌系に働き、血流を良くし免疫力のバランスを整えます。

交感神経が優位な方副交感神経が優位な方も5本の指全てを刺激した方が白血球のバランスが整いやすいです。

1日に2~3回、爪の生え際をそれぞれ10秒ずつ

下半身が気になる方は足の爪もみも同様に行いましょう。

4週間(約1ヶ月)の爪もち実験で白血球のバランスが整ったデータもあります。

過去にあげた「自律神経を整える」もぜひチェックしてみてください🎵

参考文献:やさしい解体新書(安保徹)、免疫を高めて病気を治す(福田稔、安保徹)

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