腰の負担を減らす持ち方

最近、腰痛についての話題が増えてきましたので、普段から気をつけておきたいポイントをお伝えします。

生活の中で何気なく物を持ったり、拾ったりする動作をついサッとやってしまいがちです。

持つことや拾うことに意識がいってしまい、自分の姿勢がどうなっているかを把握していないことが多くあります。

まず身体に意識を向けてジムで行っている動作を確認して準備することは腰痛予防とても重要になります。

背骨にある自然なカーブを保ったまま動作を行えるようにすることがポイントです。

【小さな物の場合】

下↓のような取り方だと、背骨が丸まってしまい腰(腰椎)の負担が強くなります。

下↓のように自分がしゃがんで取れる位置に移動して、お尻をしっかり落としてしゃがみ込みます。

その後下半身の力で立ち上がるようにすると、背骨のカーブは保たれたまま動作を行うことができます。

いつもお伝えしているように、お尻が後方に移動しながら楽にしゃがみたちができる位置を見つけてください。

【大きな荷物の場合】

下↓のように荷物を持つことに意識がいってしまうと、上半身で持ち上げようとします。

下↓のように物をできるだけ自分の近くに置き、真下にしゃがみながら腕は荷物を持ったまま保ち

下半身の力を使うと楽にあげることができます。

※お尻を先に上げてしまうと、上記の姿勢になってしまうので注意が必要です。

【荷物が重たい場合】

荷物が重たい場合は、下半身の力に加えて体幹(腹筋、背筋)部分をより安定させるために

適度に力を入れて(全体を適度にふくらませる)動作ができるようにすることがポイントです。

そして脊椎のカーブを保ち、体幹部分を安定させたまま呼吸が行えるようにしましょう。

※フーと吐いたことで、腹筋の力が抜けてしまい一気に腰に負担がくる場合があるで

呼吸をしながらでも体幹部分をコントロールできるようにしましょう。

 

持ち上げるだけでなく、物を持って歩く・ひねって違う場所に置く・手を伸ばす・押す・引くなどその他の動作が入ることも十分ありますので

体幹部分に力を入れながら呼吸をする練習は必要です。

しゃがむ動作が面倒だと感じることがありますが、これも脚を使う良い機会だと思って運動の一つとして最初は意識して行っていきましょう。

身体がおぼえてくると、自然に無意識(意識から無意識へ自動化される)でも行えるようになります。

そこまでくると、身体が上手に扱える人になります。

 

 

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