会員さまの中にも、歩くとふくらはぎが疲れるという方がいます。
他にも、何かしているわけではないのに、太ももの前やふくらはぎが張っているという方もいます。
シェイプアップしたいとか、健康のためにという目的で歩いていると思いますが
一生懸命に歩くと無駄な筋肉を使うことになります。
1日の歩数が5000歩から10000歩になれば、使わなくて良い無駄な筋肉を5000回から10000回使って
いることになります。
それが痛みや張りの症状を引き起こすことがあり、左右の偏りがあれば
どちらかの股関節や膝関節、足関節などに負担をかけることになります。
骨盤にひねりがはいり、そこにつながる背骨に捻りや曲がりが起こります。
歩くことを意識したことがないという方が多いので、注意が必要です。
「歩く」というのは、「重心移動」という考え方があります。
筋力を使って歩くのではなく、重心を移動させることで歩いていることになります。
股関節の付け根から自然に足が前に運ばれ、足をフラットに着地することで
太ももの前の筋肉が過剰に使われることがなくなります。
すごく楽な感覚です。
楽な歩き方ができることで、楽な走り方にもつながります。
一般の方だけではなく、スポーツ選手や高校生にも走り方に力が入りすぎている場合が
多いとスポーツの現場で感じます。
この積み重ねが怪我を招く可能性があります。
また、パフォーマンスにも影響するので、よりスムーズな「歩き」や「走り」にできるように
まだまだ精進したいと思います。