~夏~ 身体の中からキレイに健康に
最近の日本の夏は蒸し暑く、なんとも言えない暑さです。
季節にぴったりの夏野菜をいただくことで、水分とカリウムが豊富な食材を選ぶことができます。カリウムは体に溜まったナトリウムを排出して、水分を取り入れて体内温度を下げると言います。
旬な食べ物
〈野菜〉
とうもろこし、にら、きゅうり、冬瓜、かぼちゃ、にが瓜、ししとう、ピーマン、トマト、なす、エンドウ豆、しそ、オクラ、枝豆
〈野草〉
ふき、きくらげ、クレソン、桑、セリ、つゆくさ、明日葉
〈魚介類〉
アサリ、はまぐり、アワビ、サザエ、アジ、アナゴ、うなぎ、イカ、イサキ、サケ、カワハギ、スズキ、キス
〈果物〉
さくらんぼ、スイカ、杏、すもも、びわ、メロン、桃
【夏バテ防止】
「梅はその日の難逃れ」ということわざがあり、「梅干しを朝食べて出かけるとその日の災難から逃れられる」というもの。
梅干しは殺菌効果や解毒作用、疲労回復、老化防止、胃腸にもよくざまざまな薬効を持った食べ物です。
私も毎日梅干しを食べるように心がけています。他にも梅干し番茶や梅醤番茶など体の調子を整えるのに疲れている時や食べ過ぎた時など飲むようにしています。
そしてこの時期活用したいのが、梅酢です。
梅酢のクエン酸(強アルカリ)には老廃物や毒素を体外へ排出する力を助けてくれます。
水や炭酸水と合わせてドリンクにしたり、浅漬けや和物もさっぱりとして美味しいと思います。
※梅、紫蘇、自然塩の素材だけで作られている梅干しや梅酢をおすすめします。
私たちは食べる代わりに出すことでバランスを保っています。
小便、大便、汗だけでなく目やに、鼻水、耳垢、フケ、かゆみ、涙、痰などさまざまな形で体の外へ出しています。出せることは大事なことです。便秘から病気を招くように出せないのは万病につながります。
【汗の成分】
私たちは暑さで体温が0.25-0.5℃上昇すると
皮膚上に汗(水分)を出し蒸発する気化によって熱を下げています。
約1.5-2.0㎡もある全身の皮膚ですが、その至るところに汗腺があります。
その中でも足の裏が一番汗腺が多い(1㎠あたり約700個)、脇の下(約150個)ようです。
通常の運動でかく汗は体温を下げるために働く発汗作用ですが、成分のほとんどが水分(汗腺から)で
電解質(ナトリウム、マグネシウム、カリウム、カルシウムなど)
尿素、アンモニア、乳酸、アミノ酸、タンパク質、ブドウ糖、酵素、薬の残りかすなども含まれています。
また、ゆっくりじっくり汗をかいていく岩盤浴、砂浴、スマーティなどは皮脂腺からも汗が出ます。
皮脂腺は油分と水分(皮脂)で皮膚の乾燥を防ぎ、バリア機能も担っています。
この皮脂腺からの汗は体に溜まった有害物質(水銀、カドミウム、ダイオキシン、鉛、重金属)なども排出されていることがわかっています。
暑いからと職場や自宅でのエアコンの室内ばかりにいると、体温調節が難しいこともあります。
汗をかきたくないと冷やしていると、体調を崩す原因にもなります。
また冷たい飲み物や食べ物ばかりを体に入れていると、内臓が疲れたり体が冷えたりするので体が重くなったり、食欲が無くなったり、なんだかだるい症状(いわゆる夏バテ)になりますので、日々体調には気をつけたいです。
まだまだ暑さが続くと思いますが、適切な水分補給と夏野菜を活用して元気に夏を乗り切っていきましょう。
水分補給について過去の記事⇨「夏こそ水分補給に注意」