呼吸と横隔膜
呼吸を深くゆっくりと行い、腹部をふくらませるという話をしました。
呼吸は1日に約2万回行っていることになり、その1回1回の質を向上させることで
より多くの酸素を体に供給できることにつながります。
その鍵を握るのが、横隔膜です。
腹部まで空気を送るためには、横隔膜が働いて膨らむことが必要です。
スポーツをする場合、つい力みが入りやすくなりますが
力みが入ると体が緊張してしまい、結果酸素を取り込めない状態になってしまします。
スポーツでは全身持久力が必要で、より酸素を必要とするのに、酸素が取り込めない、
疲れやすい、走れないということにつながります。
運動することは、酸素を体全体へ運搬することも必要になりますので、取り込めるかどうかの問題だけではありません。
赤血球にヘモグロビンがあり、酸素を運ぶために鉄が不足することで鉄欠乏性貧血のように酸素を回せないこともあります。
ですが、ひとつの改善方法になるかもしれません。
呼吸の仕方は、生活にしても、スポーツにしても見直してみると良いと思います。