ふとした痛みはなぜ起こるのか

あるとき、スマホ操作をしていると左親指が痛くなりました。

左手でスマホを持ち、親指で操作することを日々繰り返していることが原因です。

肘を90度に曲げているので前腕や上腕の筋肉は動かしていないけれど、ずっと力が入って硬くなっています。前腕を触ると張りが強くなっていました。

皆さんも日々の行動を改めて思い返してみると、何気ない姿勢や動作を繰り返していることはありませんか?

姿勢の維持や反復動作による筋のストレスが同じところにかかることで

ある筋肉ばかりが使われて、自分の意思とは関係なく筋肉が収縮し続ける状態になります。

収縮し続けると筋肉の血管が圧迫され、虚血(血液が少なくなる)が生じます。筋の性質が徐々に変化する過程で痛みが出てきます。

筋肉は単体で働くのではなく、骨に対して前後・左右・上下の関係で伸びる筋肉、縮む筋肉、支える筋肉が一体となって連動しています。このチームワークが崩れると、身体は無理やり動こうとして不調を起こします。

なぜ身体バランスは崩れるのか?

原因の多くは、日常生活のクセです。

  • 長時間のデスクワーク
  • 片側に体重をかけて立つ
  • いつも同じ側でバッグを持つ
  • ソファや椅子に座った時に脚を組む、肘をつく
  • スマホを見る時間が長い  など

例えば、

  • お腹やお尻が使われない
  • 太ももや腰ばかり頑張る
  • 肩や腕に力が入っている

といった状態が続くと、見た目ではわかりにくくても身体の中ではバランスが崩れていきます。

崩れることで招く不調

筋肉のバランスが崩れると、次のようなことが起こりやすくなります。

  • 肩こり・腰痛が慢性化する
  • 関節に余計な負担がかかる(膝や足首)
  • ケガをしやすくなる
  • 運動しても効果が出にくい など

これは「筋肉が弱いから」ではなく、使う順番や役割がうまく機能していないことが原因の場合が多いです。

身体のバランスが整うとどう変わる?

逆に、身体バランスが整ってくると…

  • 動きが軽くなる
  • 疲れにくくなる
  • 同じ運動でも効きやすくなる
  • 痛みが出にくくなる

といった変化を感じる人が多くいます。

「鍛える」よりも先に「正しく使える身体に戻す」
これがとても大切なポイントで、当ジムのコンセプトでもあります。

バランスを整えるという視点

日々の姿勢や動作の繰り返しから起こる不調を少しでも予防するために

姿勢を一度リセット(力を抜く・眠っている筋肉を起こす)できることが良いと思います。

おすすめは朝起きたとき、家事の合間、デスクワークや立ち仕事の合間など隙間時間に行えることです。

・腕、脚をぷらぷら前後に振る(立っても、座ってもOK)

・腕を交互にぷらぷらしながら上体を楽にひねる(立っても座ってもOK)

・腕を内側に回したり、外側に回す(寝た状態でもOK)

・腕を開いて肩甲骨を寄せる(寝た状態でもOK)

・椅子などに座り頭を床に近づけて丸める、そのまま左右に揺らす

・椅子などに座り、体をひねりながら背もたれを持つ

・立ったまま片脚を前後に軽く振る

・立ったまま膝を曲げてお腹まで上げて戻す

・立ったまま膝曲げてかかとをお尻までつけて戻す

日々の姿勢や動作の繰り返しから起こる痛みや不調を和らげるために、体をリセットできる習慣を作ることができると良いと思います。

適度に動かすことで血流の流れも良くなり、血液循環を良くすることが痛みなく動かすために必要です。

硬くなっている筋肉は緩めて、弱くなっている筋肉は活性化させる。

身体バランスを整えることで、よりスムーズに動きやすく筋肉をつけていく良いきっかけになります。

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